--------(--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2012-05-03(Thu)

真空管アンプ修理

 以前から友人の真空管アンプが壊れたということを聞いていて直せるかどうかわからないけどやってみようという話をしていたのですが、この休みに友人宅に修理道具一式(オシロ、テスター、ハンダゴテ、工具、パーツ各種)持って行って来ました。

6550 UL/Triode PPアンプ

 ちなみにこの真空管アンプ、6550(KT-88相当)ppステレオアンプで、三極管接続とUL接続の切り替えスイッチ付き、電源トランス、出力トランスとも大型で重量級、いかにも高級という感じです。(持ち上げる時には気をつけないとぎっくり腰になりそう。)

 まず症状を聞くと、電源スイッチを入れた途端にヒューズが飛んでしまうとのこと。真空管の場合真空管回路部分に問題があるとしてもヒーターで温まるまでは過電流が流れないはずなので、電源回路が怪しいということはすぐに想像がつく。AC100Vラインから電源トランスまでの配線を見る限り、特に焦げていたり接触していないはずのところが接触しているというようなところは見当たらない。

 回路図を見せてもらうと整流回路がちょっと変わっていて、正の半波は整流管、負の半波はダイオードによる全波整流回路。パーツで壊れるとするとまずは半導体というのは定石なので、このダイオードが怪しいのではないかと当たりをつけてテスターでダイオードの抵抗を測ってみると、1本がどちらの極性でも1Ω程度しかなく、ほとんど短絡状態。もう一方は20数Ωだったけれど、これは短絡状態のダイオードとトランスの巻線抵抗と考えれば説明できる抵抗値。これはかなり黒に近い灰色ということで、片側を基板からはずして再度測定すると、順方向・逆方向どちら向きでも1Ω程度で、これはもう壊れているのは確定。もう1本のダイオードは取り外してみると、逆方向ではレンジオーバー(非常に高抵抗)、順方向では900kΩ程度の抵抗値。自分の経験ではこの900kΩというのは高すぎという感じだけれども、順方向電圧の立ち上がりが大きな場合だとその傾向になるのはうなずける話で、整流用のダイオードだとテスターで抵抗を測るときの微小電流ではどうしてもそうなってしまうのかもしれない。
 壊れているダイオードが特定できたので、このダイオードの定格をネットで調べてみると、1000V1Aということ。手持ちでそんな高耐圧のダイオードは無かったので、600V3Aというダイオードを2本シリーズ接続し、特性を合わせるために壊れていない方のダイオードも同じ構成にして置き換えた。シリーズ接続するとその分ドロップ電圧と動作抵抗が2倍になってしまうけど、そもそも正の半波は整流管なので、この程度のことはまったく問題にならないはず。
 さぁ、電源を入れて果たしてヒューズは飛ばずに動いてくれるだろうか?  不安な気持ちはあったものの電源スイッチを入れると・・・・・・・、ヒューズは飛ばずに数秒してヒーターが灯って一安心。一度電源を落として、入力とスピーカーの配線を行なって、もう一度電源を入れてみると・・・・・・、ん? 右から音が出ていない。いろいろ調べたけどやはりアンプ内部の不具合というのがわかり、改めて調べてみると・・・・・・・、すみません、ダイオードを取り外すときに基板からボリュームの配線を外して元に戻すときにポカミスをやってしまいました。ということでこの配線を本来の配線に戻して、音出しをしたら今度はきちんと左右から音が出て、修理完了ということになりました。めでたし、めでたし。

 聞いた話では、個人ベースで真空管アンプの修理とか自作キットの代行製作とかやっているサイトもあるとか。以前別の人はその人自身オークションで不動品のアキュフェーズのアンプを入手して、修理してオークションで売って小遣い稼いでいるとか言っていたので、リタイヤしたら自分もやろうかな? (と気軽に言うほど甘くはないだろうけど。)

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

コメント

プロフィール

あるばとろす

Author:あるばとろす
バイクが趣味です
☆実はダイビングも趣味です
離島も好きです
☆ブクログもやってます

  → ブクログ

カテゴリ
最新記事
最新コメント
検索フォーム
QRコード
QR
月別アーカイブ
リンク

[管理画面]
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。